猫れぽーと
第3回OMCカップレポート・猫舌編


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大会名 第3回OMCカップ〜なにわの商人決定戦〜
開催年月日 2002年1月13日
開催場所 大阪市(玉川コミュニティセンター)
参加人数 52名(完走50名)
備考 成績(全順位) 写真レポート

 慣れ親しんだ大阪・OMCへ遠征。スタッフの立場から遠征組のメンバーへ。時が移れば立場も変わる・・・。
 それは、違った角度からの楽しみ方の発見があるということ。期待が持てますね(^−^)
 今回もレポートを書いてみました。例によって意味もなく冗長ですが。猫舌なのでこれ以上上手くまとめられません?それでも興味がある人はどうぞ。

●お医者様はを刺した・・・(1月11日・出発前日)

 「風邪よりも、感染性の胃腸炎ですね。治療して安静にしてれば心配ありません」
 「うつらないのですか?」
 「うつりません」
 「そうですか・・・」
 インフルエンザとかなら、人に迷惑かけるのでと思っていたが、どうも違うらしい。
 なんだ、参加できそうじゃん、OMCカップ(笑)
 そんな顔色を見抜かれたのか、「おほん、連休中はくれぐれも安静にしていてくださいよ」
 「わかりました。屋内でじっと、座ってすごします
 抗生物質を投与してもらい、チャットして、薬が効いてくなり、幸せな気持ちで布団に入る。

●6も8も出ないダイスなんて嫌いだぁヽ(`Д´)ノ(前日連動開催・カタン会長杯)

 1月12日午前5時。まだ外は真っ暗。
 一番バスを待つ間のあまりの寒さに、コンビニに避難。
 マスク防寒用の帽子を購入。これならなんとか耐えられそう。
 平塚から小田原へ向かう列車の中で、今度は暖かくなってきたためか、つい、うとうとと眠ってしまう。
 はっと気が付くと窓の外の駅名標は真鶴
 おい、寝過ごしているぞ!いやこの場合は乗り過ごしていると言うべきか。もとい、降りすごしか。
 どっちでもいい(どうでもいいことを考えるのはパニクっている証拠)。慌ててホーム反対側の上り列車に飛び移る(注:いけません)。
 小田原に停車するひかり号は2本しかない。時計を見る。何とか間に合いそうだ。安堵。また眠る
 目が覚めると・・・おいおい(笑)大丈夫かこんな体調で本当に?!

 何とか無事に新幹線に乗っていざ大阪へ。
 会場着10:30.早すぎる(カタンの大会は13時から)。
 野田阪神でぶらぶらして、2時間ほど時間を潰す。
 会場入りすると、いましたいました、懐かしいいつもの顔ぶれ(どういう表現や?)
 ところが皆、どことなく態度がよそよそしい。すぐ後ろにいるしなもんに挨拶すると「はじめまして」とか言っている。
 どうやら、防寒スタイル(帽子+マスク−眼鏡)のせいで私だということに誰も気づかなかった模様。
 それはいいんだけど、もし初訪問のメンバーが来たときに、こんな寂しい思いをさせたりしていないのかなあ?

 第1回カタン会長杯(「カタンの開拓者」というボードゲームの大会)は、38名参加で、私の成績は38位。見事に最下位だったらしい。
 おっかしなあ、決勝卓へはちょっとだけ(笑)届かへんにしても、結構ええせんいってたんちゃうか?と思うてたんやけどなあ自分では・・?
 やはり初期配置3点ファイナル4点とかいっていては、駄目かぁ(笑)どうもカタンというゲームをまだよくわかっていないらしい。とりあえずこんなもん。
 最終ゲーム同卓となったおもさんが総合準優勝らしいので、祝福する。

 気を取り直して、明月館で本当の前夜祭。
 霜降り肉に舌鼓。肉が甘い。がんがん食おう。ん?私って、胃腸炎じゃなかったっけか?(笑)
 夜はさすがに疲れた(というか、熱出てるって。本当に風邪も引いたのではないか?)。
 ホテルに帰ってもモノポリー1ゲームしただけで(それでもやったんかい)、早々に寝る。

●なにわのリベンジャー集合祭(開会式)

 明けて1月13日第3回OMCカップ会場へ移動。
 途中でOBW組とすれ違う。ん?来ないと言っていたsnowさんの姿も見えるぞ(びっくり)。
 更にはぽーん先生ともすれ違う(これまたびっくり)。
 飛行機当日組の○-κT氏・トシボー氏らも歩いてくるのが見える。だいぶ集まりそうだな、と嬉しくなる。

 会場到着。マイ駒を登録して、開会式を待つ。ざっと50名といったところ。前回大会の人数はどうやら上回った模様。嬉しいねえ。
 遠征者も増えているが、肝心な地元勢はちゃんと集まっているかな?ざっと見渡す。
 司会兼任のチャンプを筆頭に、日本チャンピオンうえだー氏、昨日の大会の会長・honbako氏、Cha1先生、西G氏、竜市氏、名G氏などなど、主だったメンバーの出席を確認。この中から是非商人(あきんど)位を獲ってもらいたいものだという悲願(注:OMCカップはこれまで毎回遠征組が優勝している)を胸に、一方で自分は今年からは遠征組なのだという複雑な心境も。
 それはさておき、会場内のザワザワ感が上がってくるにつれて自分のテンションゲージも上昇。これこれ、この感じが大会なのよ(笑)

●♪猫と桃太郎が本箱の廻りでダンス、茶碗が落ちてきてバタンキュウ(1回戦7番卓)

 ダイス順に、Tomy・Cha1・honbako・おにょ・miya。OBWのおにょ氏とは念願の初対戦。
 体調のほうは、ちょっと寒気がするものの、今のところ問題なさそう。
 よし、全力・・・だともちそうにないから、普通にプレイしよう(笑)

 LBとYeを踏んだ後、Gr1枚目パシフィック競売を270コールで瞬落。Tomy氏「もうちょっと駆け引きを楽しませてよ〜」と早速注文が来るけど、しらんぷり(笑)。
 続いて2枚目ペンシルも290で即、落とす。
 「おいおい5人ゲームだぞ」「物件買えてないわけじゃないのに・・・」
 皆が心配してくれる?ありがとう〜(笑)物件買えたからこそGrに色気を出しているんだけどね。ちなみにどうでもいいがこれで次に6を振ったらノース自力だったりもする。・・・7惜しい(笑)。
 コミチェカードは、いつもは「修理費」と言いながら捲るのだが、このときは気まぐれで「オペラ!」と言って捲ったらその通りのカードが出た。
 Gr自力よりもいいかも(笑)

 結局ノースはTomy氏(3鉄所有)が踏む。そこで交渉。
 miya:Gr2枚+400ドルで3鉄+LB(売れ残り)を引っ張る。
 まだ他の色出てないし、Grお客付きで5軒スタートなら十分有力でしょ。
 Tomy氏、1,1,2で4軒までしか建てない。世の中を騒がせない・・・と(笑)思ったとおり?3人連続で1軒の土地に止まる(大阪での建て方?を知らないらしい・・・いや、知っててわざと建てているんだろうけど(笑))。
 Tomy氏はその後もペンシルやパシフックを厚く建てつづけけてとことんアンチチャンプぶり(?!)を発揮するものの、客は見事に安めに宿泊で最後まで経営軌道に乗らなかった。
 というか、Gr大フィーバーで圧勝展開だったじゃないの本来は(笑)

 他のメンバーはというと、Cha1氏さりげにDBを自力して数色手元に殺したまま密かに3軒スタート。それを見てhonbako氏が残る有力色のYeを揃えに走る。
 かくして、猫が本箱の廻りを跳ね回る交渉(謎)。
 いろいろ条件を変えて突入角度を探るが妥協点が見つからず、「こっちは3鉄だから決裂してもいいんだぞー」と怒ったふりをしてようやく妥結へ向かう。
 honbako氏に5軒スタート条件でYeを揃えさせ、miya4鉄・おにょ氏LPで全員の布陣がどうやら固まる。
 結果論だが、Yeは全員素通りで誰も止まらず。逆にGrはフィーバーするも家を建てる場所の裏目続きでさほど伸びず。
 しばらく膠着状態。

 こうなると一発の破壊力のあるDBがいずれは出てくる。
 後半戦に入った一瞬の隙をついてCha1氏が見事なワンツーを繰り出し(集客・即増築・即次客)、あっさり勝利形♪
 miyaは色めきたつことができずにじれていたところ、おにょ氏がコネチをようやく踏んでくれる。
 既に全裏となっているLPを引き取る力はないので、残りの持ち物件(UT・Re・Or)をみんな出すと提示。
 意味は、Cha1氏との追加カラー交渉権あげますからそこから復活狙ってくださいというもの。
 現金よりいいでしょと言うことで成立。
 コネチを引き取り、LB12で遅まきながら追撃・・・といえば聞こえはいいが、投了前の形作りに見えなくもない(笑)。
 リーディング1客を狙った分の悪い建築だったが当然抜けられ、時代も既に家止めではなく、いずれ苦戦は必至。
 ギャラリーに「miyaさん苦しいですねえ」とずけずけと指摘される。知っとるわ(笑)
 幸いその後しばらくは抜ける目を振って、まずは一息。

 honbako氏ボード1400即死で、YeをゲットしたCha1先生どうやら1位当確。はい、今からこの卓のゲームはモノポリーではなく、楽しい楽しい、「邪神を売るゲーム」と変わります(笑)。
 こうなるとOrとかReを持っているおにょ氏が最も「悪魔神官」(注:有力カラーあげます、と他のプレイヤを狙わせて自分は2位を確保)に近く有利。
 しかし黙って「祭壇」に上がる(交渉せず)。
 盤上は桃太郎の壮絶なサバイバル(はた目には単なる罵り合いか?)。こういう展開での細かい駆け引きはTomy氏得意なのを知っているので、こっちも遠慮なくキモ技駆使。「裏メディバル1ドル!」とか、いろいろね(笑)。
 その努力の甲斐あって?Tomy氏が先に破産。

 残り2名になってから時計を見る。残り10分もある。ドル残せそうもない。でも頑張る。
 幸いダイスはいい。Cha1先生の家に止まらない。見た目は結構、健闘しているぽい。
 でも実は、超軽量級と超重量級の戦いは、一回でもパンチがかすればそれで決まってしまうんですよね。
 残り時間わずかで遂にパークにつかまる。DPとLBのホテルが一瞬で崩壊し、鉄道も裏。そうなんです。これが軽量の悲しさ。何とか破産は凌いだからよしとするか。
 1477ドル残しの生き残り2位でゲーム終了。

●♪猫とウサギが熊の母子とダンス、おやつはアンパン(2回戦3番卓)

 かなちゃん・ママ・トシボー@ウサギ・miya・西G@アンパンマン氏。
 かなちゃんとは前回OMCカップでも同じ2回戦で対戦。ただし前回は最下位卓だったから、お互いずいぶん出世したねえ(笑)
 このゲームは全員がマイトークン持参。これも前大会2回戦と同じ。
 昼食の中華が効いて体はぽかぽか。というか、暑い。薬の副作用もあり、意識朦朧としてきた(笑)

 序盤、鉄道好きのトシボー氏が2鉄(リーディング・ペンシル)を揃えて一歩リード。と思いきや、西G氏が1手順のうちに、Re+BO+ショートラインを一度に購入するという大技を披露。
 俄然盤上は騒がしくなる。いきなり4鉄交渉開始。
 2鉄目を430ドルで購入しているトシボー氏の方が資産が少ないのだが、交渉内容を聞いている限りではどちらが揃えても断然有利になりそう。
 2人とも買いたがり、鉄道の値段がどんどん釣りあがっていく(やっぱり)。
 4鉄を揃えたのは西口氏。権利書裏だがそれでも全色売れ残り状況下での4鉄は有望

 ところがこの直後、現金を増やしたトシボー氏、なんとインディアナから1ゾロで、赤3枚目のイリノイを購入。
 まさかのレッド売り切れ。予想だにしなかった妙技を披露されて、miya騒然、西G氏愕然、ママ唖然、かなちゃん一人でにこにこ。
 トシボー氏はReを6軒スタートで俄然有望(鉄道止まって1軒分減らしたけど)。
 対抗を立てないと独走必至。ではたまには働こう(笑)と、Yeを踏んで即、かなちゃんに800ドルスタートの交渉。
 代わりにもらえる権利書が売れ残りなのでこっちはきついけど、ここは暴れどきなので出す。
 計算間違えしているといけないので、念のため、「手元に800ドル残っていなかったら先に言ってね」と言っとく(850ドル以上あると思ったけど)。
 ・・・どうやら余計な心配だったみたい(十分持ってた)。

 かくして中盤。赤と黄色からいきなり咲くお花畑を、西鉄(西G氏の4鉄)&ママラブ(ママLB)が牽制・抑制する、一応バランスのとれた形になった(ヘンな表現で覚える奴)ので一安心。
 心配した暖色系の先攻フィーバーもなく、膠着状態に。
 その後トシボー氏がカード運のなさなどから赤の家を崩し始めるようになるが、すかさずママに交渉してLB12軒へ転身、復活
 ママはReを更地で持ってタイミング待ちか。怖いぞ(笑)
 miyaは更にDPを西G氏に売却して現金は増えたが、収入源がないので体力減らす前にどこかの色が銀行から出てこないと、じり貧となる、取り残され形。
 ちなみに感想戦で西G氏本人も振り返っていたように、ここは「ゆっくり同盟」狙って格安でmiyaにDPやらせておくほうが西G氏自身としてはやりやすかったかもしれない。

 誰かオレンジを踏んでくれ、ライパを踏んでくれ(自力はハナから期待しておらず、他力本願。情けない)と祈ること2?巡、かなちゃんがバージニアを購入。
 素晴らしい。ありがとうかなちゃん。お礼にYeの家を2軒アップさせてあげます。
 これでYe(2,2,3)の7軒で、お客もフリパに2名いるし、文句なくトップ目有望。
 本当はもう1軒分くらい注入してあげたいのは山々だけど、miyaがライパに建てる家が既に残り5軒しかない(寒い)し、その5軒も格上カラーの赤と競り合わなくちゃいけないし、なによりフリパのお客2名のうち一人はmiya自身だから(核爆)勘弁して、というか、これでも9出したら死ぬやんmiya。
 それでもmiyaの振り番まで待つと他のお客が逃げちゃうから、ここ一番の増築タイミングで買ってあげますという、結構な博打提案でした。

 ギャラリーが覗き込んで、「おお、かなちゃん決勝卓か?」と応援。
 それもいいかも(笑)と思いダイスを振ると、6と4.ん?一瞬足し算ができなくなって固まる(相当脳がゆだっているらしい)。どうやら無事に刑務所らしい。
 ま、マービン以外の土地の支払いなら大丈夫だったんだけどね。
 ここで家の残り5軒を全部くださいと建設コール。
 ママは黙認。LBにいるトシボー氏が手持ち現金なしなので、150ドルに止まっても結構崩れる状態なので、建てさせる価値あり。
 結果、センチャ2軒に止まってLBは5軒崩れ。
 その5軒を即また建設コール。今度は来るだろ!と思っていたが何故か赤が更に黙認
 ちょっと不気味だったが、LP10で一応第一次勝負形。

 その後しばらく振り合いとなるが、やがて黄色ライパの対決の構図となる。
 miyaとかなちゃん、お互いに相手の土地を1回づつ抜けあったあとで、かなちゃんのダイスが突然狂い始める。
 6ゾロを連発して2投でセンチャまで突っ込む大暴走。更に続けてチャンスでセンチャへ飛び、イエロー一気に崩壊。
 トシボー氏に続きかなちゃんも仮破産。うーん、勝負とはいえ・・・にこにこしているかなちゃんの笑顔を直視できないよ〜
 ここで怖いのはママの赤だと思っていたので、「かなちゃん、ママの愛で助けてもらいなね?」とよからぬことを吹き込む。
 ママは助けないわけにはいかなくなったかも(うーん、卑怯な台詞だったかな?)。
 ママは実は思ったより現金をもっておらず、一気に救済した自分自身も勝負圏外に落ちてしまった。やっぱ苦しかったのね(赤に建てなかったはずだ・・・)。

 終盤。鉄道で粘っていた西G氏が徐々に怖くなる。
 余裕で1000ドル以上持っているし、miyaはペンシルバニア鉄道にいるし、赤と鉄道を交換されると大ピンチ。
 しかしなぜか西G氏はグリーンを一所懸命表返して4軒建てている。助かった。
 というか、506+800で、やっぱり1300ドル以上持ってたのね。赤9軒で迎え撃つのが正解でしょう、どう考えても。
 この瞬間、勝ちを確信。
 その後しばらく抜けあいになるが、最後は追加で建てたDBで捕まえて、飛び回るアンパンマンを無理やり押さえ込む。
 最初は寒かったのでコートを着ていたのだが、ゲームが終わって気が付くと汗びっしょり。気化熱を奪われてまた急激に寒くなってきている。これはやばい。

 5人ゲームの1位、7408ドル残し。
 形が悪かったので何かして突破口を開く必要があったとはいえ、途中で博打うったし、ピンポイント攻撃がたまたま当たっただけという感が強くて、あんまり誉められたゲームメイクじゃないな、うん。一つ間違えればイチトビしてたゲームでした。
 まあ、一回勝ったから、2日連続の最下位ということはないだろう。さすがに(笑)
 と思っていたら、どうやら決勝卓に進めるらしい。
 やれやれ。自分が関西に住んでいる間に行きたかったなぁ(あまり勝つ気なし)。

 1番卓で戦っていたチャンプは3位に沈んで決勝進出ならず(3年連続2番卓?!)、Cha1先生と北川氏が勝ち残ったらしい。
 隣の2番卓ではsnow嬢が、sty氏・○−κT氏・ぽーん氏らの強豪を抑えて堂々のレインボーファンファーレ鳴らしたらしい。連勝。ノッテマス。
 2位の○-κT氏も決勝に残ったとのこと。
 あと一人は、4番卓で勝っただぁ氏。ここまでの6名が決勝進出。
 んんー?この中で地元の人間は・・・Cha1先生一人だけ?!不安だ・・・商人位地元奪取はなるのだろうか?って、自分もマイナス要因の一つになっているんだから世話ないぞ(笑)

●ポヨモンとパックマンの追いかけっこ、猫は足元で踊る(決勝卓)

 ダイス順は、○-κT@ぷよもん・snow・北川・miya・だぁ@パックマン・Cha1。
 OMCの仮面ライダー先生・Cha1氏とは本大会2回目の対局となる。1回戦と決勝で当たるというのは珍しいパターン。それにしても、やっぱりあの卓の順位争いは重要だった(笑)。多分miyaが2位になれなかったら、代わりにTomy氏なりhonbako氏なりがここに座っていただろう。
 北川氏とは初顔合わせ。聞けば、モノポはまだ数回しかプレイしたことないらしい。「人からの交渉を全部素直に受けていたら、ここまで来た」とのことで、このことからも皆が紳士的にフェアな条件提示をしてきていたことが伺える。
 サモ軍団特攻隊長・だぁ氏は道場の赤丸急上昇株。次期A級昇級が決まり心身ともに充実の時。今日は唱えるのかパルプンテ初の決勝卓進出はそのまま一気に頂点制覇か、それともいまいち隊入隊への第一歩か?
 ご存知・○-κT氏は日帰り派全国行脚モノポラで、打ち筋も鋭い強豪。特に権利書を「回す(いや、舞わす、か?)」能力に定評がある。去年あちこちの予選会場で彼のゲームメイクを見て何度も感心させられた私としてはお釣りが来るほどの強敵と認識。
 そしてOBWのバンブー娘snow嬢( ・ω・)σ つんつん 。昨年広島予選でチャンプとラスカルの最強師弟コンビを倒して鮮烈デビューを飾った記憶は未だに語り草であるところだが、今大会も緒戦でディフェンディングチャンピオン・aoc1氏を倒してピンピンで勝ち上がり。もう誰にもビギナーズラックとは言わせない。出るか十八番・顔文字交渉(゚Д゚,,)(どんなんや?)初優勝への気迫で燃える!・・・と書けば盛り上がりそうだが、実際の本人のコメントは「勝ちたくないよ〜(゚ー゚*)」とのことで、非常に控えめでした。

 10分早く始まる決勝卓。ギャラリーのいるうちに少しでも進めておこうと、序盤は交渉しまくるつもりだったが、2鉄を自力してからあっさり方針変更。3鉄目をCha1氏から600ドルで即買い、続けて4枚目を○-κT氏からYe+450で貰って、1周目で無理やり4鉄を揃える(1裏)。普通勝てませんこんな強引な布陣は(笑)
 ちなみにこのとき出したYeが唯一出切りのカラーで、○-κT氏にとっては絶好の速攻チャンス。モノポリーの極意は先攻にあり。何の動きもないとは思えない。
 もちろん、バランス上危なすぎる条件提示には「4鉄いりませんか?」の交渉の形を借りた「物言い」が入ります、当然(笑)

 その後、LBsnow嬢に売却して更に現金が膨れ上がった○-κT氏、俄然動きたい派ですな。4人4色になって、ここはお手並み拝見といった場面。
 まずはだぁ氏が、北川氏に交渉申し込み。
 メリーゴーランドか・・・と思いきや、だぁ:LP=北川:Yeの直球交換。
 これによりだぁ・○-κT間がツーぺ、北川・Cha1間がライパツーぺになるのだが、前者が二人合わせて抵当込み2000ドル以上の現金を持つのに対して後者はぐっとキャッシュも減る上に、客は赤・黄手前。これはライパも緑も不利(というか、ただでさえ色的にアンバランス)。
 ここではだぁ氏がざっくり400ドルはつけないといけないと目算。それでも、客のいる赤と黄色は端数物件も残して各々5軒スタート(足りなきゃmiyaがDB買うしね・・・)。対してGr4軒LP6軒スタート。
 LBは家を出すに出せないから、うーん、それでも暖色系有利。
 ライパは地形負け臭い、緑も下流の苦しみ必至。勝てそうにないなあ。
 ということで、この角度での切り込みは難しいと読み、あまり牽制せず。snowさんと雑談して暇を潰す(おいおい)
 ところがこの交渉路線は最終的に成立。だぁ氏がA級モノポラの実力を発揮してまとめきった。
 この瞬間、だぁ氏と○-κT氏のワン・ツー・フィニッシュがかなり濃厚となる。

 しかしまだわからない。家高から現金高へ移行させることは十分に可能。
 4鉄とLBが流行る展開になればまだまだ分からない。互いに牽制しあって競売でかつかつ建設となる暖色系の経営者たちから先に現金が絞り取れるようになれば、ひっくり返せる展開。
 事実、家がなくなる最後の方はかなり高めで競り合うようになった。よしよし。
 miyaの頭の中では、このときまだトップ2名のすぐ後ろにつけていると自覚(え?気のせいだって?^^)
 当然、先にCha1先生が崩れた時の支払いは支える。支えているので自分の懐は一向に潤わないが、家の増築を防ぐのが最優先なので、今はじっと我慢。

 しかし、ダイスのふるわなかったCha1先生は結局、イチトビ。続いてLPをもった北川氏が破産。支えきれなかった・・・
 家が出て、結局赤vs黄色のゲームになってしまった。やっぱりこっちのツーぺは全然割に合わなかったねえ。
 この時点で、「なにわの商人」は今年も遠征勢がかっ攫っていく事が確定。
 snow嬢は頑張って救済したLPを引き継ぐが、家と持ち現金と駒位置のタイミングがいまいち揃わず、勝負に出るのが難しい状態。
 猫も第3辺を抜けたと思ったらLBホテルに突っ込んだりしつつ、現金を貯められない。
 それでも1枚目の次鉄が出てくれさえすれば、手持ち700ドルの瞬間から、2裏交換で一気に逆襲に出ることは可能と、一縷の望みをかけるも、これが出ない、チャンスカード。あとで見たら、見事に最後の2枚だった、次鉄。こういうこともありえるのは百も承知だけど、さすがに今回は交換するチャンスはなかった。鉄道止まらなさすぎ・・・いや、見切りの遅さが敗因だろう。反省。
 最後は暖色3軒の土地を連続で踏み歩き、何度か仮破産を凌ぎつつ、権利書をばらまくだけばらまいて、破産〜。

 残り3名の中ではだぁ氏イエローと○-κT氏レッドの一騎打ち模様。snowLBは明らかにパンチ不足。
 しかしsnow嬢の帽子の駒は何度もミラクルダイスを連発して抜けまくる。BOステップ連発。ないしは手前でカード捲ってGOマスへ進むを2周連続など、素晴らしい回避力
 そしてLBホテルで着実に資金をためる。
 これなら上位2名力関係が崩れた時に割り込める。
 ・・・と思っていたのだが、赤と黄色はがっぷり四つ状態でどちらも崩れない。
 さすがにこうなるとLBは粘っても粘っても最後は体力負けを喫すること必至。残念でした、snowさん。
 残り時間がほとんどなくなった時点で赤の家をくずしてDB6軒で大勝負を仕掛ける○-κT氏。
 これにだぁ氏がついにつかまり、ボード1400直撃
 一時3000ドル差まで引き離していたのが遂にひっくり返る。無念のパックマン駒。
 ぷよもん堂々地中海に着地してサラリーフィニッシュ第3代なにわの商人が決定した。

●関西モノポリー界の第二の夜明けを祈願して(閉会式)

 かくして全成績が決定した。では優勝者から・・・

 優勝・○-κT氏。成績1-2-1.満面の笑顔が実に印象的な幕閉じとなった決勝。それもそのはず、昨年の予選会場完全行脚達成したただ一人のモノポラである。2年越しの悲願は喜びもひとしおであろう。閉会式での彼の「今から1年間かけて関西弁を覚えます」との謙虚な挨拶は好印象だった。いい人にもらわれて良かったなと納得。商人位は更にもう一年間の江戸参勤交代を勤めることとなったが、これだけ有名になればそれもまたよしであろう。

 準優勝は、1-1-3の見事な成績でsnow嬢が獲得。OMCいまいち隊という名誉ある?称号をゲット。当日の朝に急遽思い立って参加を決意。取るものもとりあえずにソニックに飛び乗ったというが、この決断力・行動力は見所あり(笑)本人のコメントは「勝てません〜(゚ー゚*)」とあくまで謙虚だが、今後の活躍を大いに期待。

 総合3位には、最終ゲーム2番卓でしっかり勝利していたチャンプ氏が1-3-1で入った。昨年4位から予告どおり?1ランクアップで、「来年は2位を狙います」とあくまでマイペース宣言。かつては難波の若獅子ぶり・競技者・戦士としてのイメージが強かった彼であるが、今やスタッフとして、企画から会場設営から司会から何から、何でもこなして獅子奮迅の働き振りを見せる運営者としての辣腕ぶりが光る。間違いなく将来のモノポリー界を背負ってたつ人物。というか背負え(命令形かい?!)まだまだ若いのが頼もしい。若いだなんて、そんな台詞を人に吐いているようでは私ももう潮時なのかもしれないなあ(笑)

 4位はだぁ氏。つい昨年の岡田記念杯では、「俺、ビギナーの部で出場しようかなぁ」なんて言っていた彼が、今や7名しかいない道場A級モノポラの一人。そして今日は実に優勝に片手が届いていた。最後は○-κT氏の経験と執念?にまくられた形となったが、中盤までの駒組みは見事。あの形での二人の振り合いに展開を持っていけたのはだぁ氏の交渉の功が極めて大きい。今日の敗戦で学んだことを活かせば、戴冠はそう遠い日ではないだろう(偉そうに言うなぁ・・・>自分)。

 5位はぽーん先生。プロ棋士であり大変お忙しい身の上でありながら(噂では翌日?対局だったらしい。汗)時間を作って出ていただけるだけでもありがたいのに、しっかり大会を盛り上げる役もしていただいて恐縮です。ばかりか、ご自身のホームページで毎回宣伝していただいてありがたい限り。それにしても、出場すれば必ず上位入賞。ブランクとか感じさせぬ強さですね。さすがです。

 6位はCha1先生。地元優勝の悲願を背負って決勝卓に駒を進めたが、武運つたなく憤死。どうもOMCカップ決勝での地元選手は、年々プレッシャーが強くなっていきすぎるのかもしれない。協力できずに一緒に沈んだ猫としては申し訳ない気もするが、真剣勝負の結果だから仕方ない。でも総合6位は立派。ゲーム中はいろいろハイテンションのあまり?暴言失言の数々を発したかもしれませんが、気にせずに次回のゲーム内容でさっくりお返ししてくださいね。次回の大会も是非活躍してください。というか、可愛い教え子たち連れてきてください(笑)

 7位は、なっちゃん!清水一家の長女。5-1-1と緒戦こそ落としたもののその後2連勝。この日2回勝てた人は52人中5人しかいないので、これはすごいことなのです。弱冠11歳の小学生が、一癖もふた癖もある大人たちのどつき合い(笑)の中で、しっかり勝ち上がってこの位置まで来られるのです。本当に強くなったね。強いだけじゃなくて、優しさも失わないで育って欲しいな、これからも・・・って、俺は親か?!m(_ _)mで過ぎたことを申し出ました。本人は「猫の駒に変えたら勝てたよ〜」といたって無邪気でした(笑)

 8位miya。既に決勝後半は意識朦朧としていたので、ゲーム内容はよく覚えていない(笑)けど、ま、こんなもんでしょう(昨日も言ったような。そんな台詞)。

 9位以下の紹介は省略(笑)miyaよりも上の順位をとりましょう。目標として手ごろでしょ?・・・と、毎年言い続けてきたけど、だんだんきつくなってきたかな?まだ大丈夫だよね。

 この閉会式では、OMC会長の交代も発表された。初代の一階会長が多忙のため交代。新会長となる久保氏、ますます重責で大変でしょうが頑張ってください。一階会長長い間お疲れ様でした。

●そしてらしく・・・

 丸くなって寝るにゃ!(本当はもう立っていられない)。
 それでもしっかりと、たこ焼きとクエ鍋は食べたけどね。デザートにアンドリューのエッグタルトも、行列の切れ目を狙ってゲットしたけどね。

 翌日は朝のうちこそ頭がガンガン痛んでふらふらしており、当初予定していた岡田トラベルの観光を断る。さすがに大人しく帰るという手もあったが、薬を飲むと症状がよくなってきており、またまた元気になって歩き回り、果ては西宮の知人宅へお邪魔して夜までゲームをしたりして、最終の新幹線ギリギリまで遊ぶ。で、帰りの新幹線の中で思い出したようにゾクゾク寒気が来て苦しむ。そりゃそうだって(笑)
 無理がきくうちに無理はし尽くしておく、というつもりでは決してないが、今回の遠征もまた今までとは違った意味で思い出深いものとなりました(おい)。
 一緒にあそんでくださった方々、ありがとうございました。感謝です。

●お医者様はっていた?(1月15日・遠征翌日)

 「うーん・・・本当に安静にしていましたか?」
 「はい、日中は屋内にこもっており、椅子に座る以上の運動もほとんどせずに、暖かくして、テレビもつけず音楽も聴かずに、栄養をとって、ゆったりと物思いにふけったりしながらすごしました」
 「そうですか。・・・では、前回よりも一回り大きな注射を打ちましょうね」
 「うにゃーーー・・・」

 落ちがコテコテすぎるって?まあ大阪編だからいいでしょ♪

(2002.1.miya)